泉質（ナトリウム塩化物温泉）
又の泉名を「温まりの湯」

海水の成分に似た食塩を豊富に含む
無色透明の湯です。
入浴することにより、
皮膚に天然の塩分が付着し、
汗の蒸発を防ぎ保温効果が
抜群に高いとされています。
お風呂上りでも湯冷めしにくく、
美肌にも効果があると
注目されております。

泉質・効能

泉質

1. 源泉名

道後さや温泉　愛媛県松山市南斎院町1392-1

2. 泉質

ナトリウム-塩化物温泉（張性弱アルカリ性低温泉）

3. 泉温

源泉 27.0度使用位置 43.0度

4. 源泉の成分

ph値 7.74
ラドン含有量（Rn）14.0×10.10-10Ci/kg (3.9M・E/kg)
試料 1kg中の成分及び含有

陽イオン (単位:mg)
- リチウムイオン 0.9
- ナトリウムイオン 798.1
- カリウムイオン 3.4
- アンモニウムイオン 0.6
- マグネシウムイオン 27.3
- カルシウムイオン 59.1
- ストロンチウムイオン 1.6
- バリウムイオン 0.2
- 鉄(I)イオン(フェロイオン) 1.1
陰イオン (単位:mg)
- フッ素イオン 0.4
- 塩素イオン 1250
- 臭素イオン 4.1
- 硫酸イオン 7.9
- 炭酸水素イオン 198.3
- 炭酸イオン 0.8
遊離成分 (非解離成分単位:mg)
- メタケイ酸 28.4
- メタホウ酸 3.3
溶存ガズ成分 (単位:mg)
- 遊離二酸化炭素 6.0
- 溶存物質（ガス性のものを除く） 2,386g/kg
成分総計 2,392g/kg
その他の微量成分 (単位:mg)
- アルミニウムイオン 0.05未満
- 総クロム 0.005未満
- マンガンイオン 0.075未満
- 鉄(Ⅱ)イオン(フェロイオン) 0.05未満
- 銅イオン 0.005未満
- 亜鉛イオン 0.009未満
- カドミウムイオン 0.0005未満
- 総水銀 0.0005未満
- 鉛イオン 0.001未満
- ヨウ素イオン 0.1未満
- 水酸イオン 0.1未満
- 総硫化水素 0.05未満
- チオ硫酸イオン 0.1未満
- リン酸イオン 0.1未満
- 総ヒ素 0.005未満
- 亜硝酸イオン 0.1未満
- 硝酸イオン 0.1未満
- セレン 0.001未満

4. 源泉の成分

ph値 7.74
ラドン含有量（Rn）14.0×10.10-10Ci/kg (3.9M・E/kg)
試料 1kg中の成分及び含有

5. 温泉の分析年月日

平成9年11月21日

6. 分析機関

愛媛県立衛生研究所

効能

神経痛
筋肉痛
五十肩
うちみ
慢性消化器病
冷え性
病後回復
疲労回復
健康増進
慢性婦人病
きりきず
やけど
虚弱児童
等

禁忌症・適応症
及び入浴上の注意

禁忌症
急性疾患（特に熱のある場合）、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、
高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中（特に初期と末期）
適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、うちみ、慢性消化器病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、
きりきず、やけど、虚弱児童、慢性婦人病
浴用上の注意
- 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。その後は1日当たり2ないし3回までとすること。
- 温泉療養のための必要機関は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。
- 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間後に湯あたり（湯さわり又は浴湯反応）が現れることがある。
  「湯あたり」の間は入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。
- 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。
  - 高度の動脈硬化
  - 高血圧症
  - 心臓病
  - 入浴時間は、入浴温度により異なるが、初めは３分ないし１０分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。
  - 入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。
  - 入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない。（湯ただれをおこしやすい人は逆に浴後真水で身体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい。）
  - 入浴後は湯冷めに注意し一定時間の安静を守る。
  - 次の疾患については、原則として高温浴（42℃以上）を禁忌とする。
  - 熱い温泉に急に入ると、めまいなどを起こすことがあるので十分注意をする。
  - 食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。
  - 飲酒しての入浴は特に注意する
禁忌症及び適応症の決定年月日　　平成10年4月7日（松山市）